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脳卒中の医療環境を向上させようと、滋賀医科大(大津市瀬田月輪町)はこのほど、滋賀県内の脳卒中患者の治療方法などをまとめたデータベース作りをスタートさせた。データを分析して追跡調査を行い、県内の医療体制の見直しや救急搬送の整備を目指す。
同大学によると、全国的に脳卒中の患者数は増え続けているが、搬送時やリハビリ時の医療体制にばらつきがあるなど、救急と病院の連携不足が課題になっているケースもあるという。県内で把握できているデータは死亡者数だけで、詳しい分析はできていなかった。同大学は県の補助金を受け、脳卒中の救急医療を行っている県内13の基幹病院と連携。来年度まで大学から看護師らを派遣し、患者の発症形式や危険因子、入院時の治療方法などのデータを集める。データは1年ごとに評価し、5年をめどに追跡調査する。滋賀医科大病院では昨年から新たに発症した患者データの収集を始め、9月からは各病院に拡大していくという。 また、市民に脳卒中への理解を深めてもらい、予防に役立ててもらうホームページ「滋賀脳卒中ネット」も立ちあげた。現在は医療関係者向けの内容が中心だが、来年4月からは市民向けの情報を多く掲載するという。 同大学脳神経外科学講座の野崎和彦教授は「県内のどこで発症してもスムーズに治療が受けられる体制を整えたい」と話している。 ホームページ制作 PR |
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